着物のたたみ方〈2.袖だたみ〉

着物は保管が大事です。せっかくの着物にシワが出来ていては、どんなに素敵な着物でも残念な見た目ですよね。
主なたたみ方は4種類。

  1. 本だたみ
  2. 袖だたみ
  3. 夜着だたみ
  4. 平だたみ

畳むものによって、この4つを使い分けてください。それほど難しくありませんのでチャレンジしてみましょう!きちんと畳めば、余計なしわが付かず、きれいに保管できますよ。

●各部の名称も知っておきましょう

〈2. 袖だたみ〉

【お手軽に、ちょっととりあえず、一時的に簡単に畳みたいとき】


背中が見えるように広げます。


袖と袖を背面で合わせます。紫色の●をくっつける感じです。


全体を外側に折るので、このように衿、衿先、衿下が出てきます。


2枚の袖をきちんと合わせたら、身八つ口→脇縫い→衿→衿先→衿下…と、左右を合わせていきます。
この時、見えていない部分(内側に入ってしまっている背中の部分等)にしわが残っていることがありますので、注意してください。


袖を2枚一緒に上に折り返します。


衿先を境に、袖の上に重なるように折ります。
黄色の点線が目印です。


折ると写真のような形になります。


さらに半分に折ります。


これで出来上がりです。
あくまで、一時的に畳むとき用なので、後で必ず畳みなおしてくださいね。

次は〈3.夜着だたみ〉です。

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記事投稿者

KIMONO CLUB BLA’N’RED
着付師 [ruby 千葉真実 ちば_まみ] Facebook→https://www.instagram.com/mami.c_bla.n.red/Instagram→mami.c_bla.n.red