自分で着物が着られるようになって、子供たちの式典やお祝い事だけでなく、普段からも着物が着たいと思うようになりました。ちょっとしたお出かけや、観劇などはキチンとした服を着たいけれど、普段は子供と一緒に公園で遊んでいるので、ふさわしい服を持っていませんでした。
そこで少しくらい子供に汚されても平気で、でもキチンとして見えるような着物を探しにリサイクル着物を扱うお店に行きました。

小紋と呼ばれるワンピースのような立場の着物を見ていました。いくつか気に入ったものがあったので試着しようと店員さんに話しかけると「着ればわかるけど、きっと地味よ。」と言われました。実際に着てみると本当に地味で洋服と同じ感覚で選んではいけないことを知りました。

結局、最初に見ていたのとはまったく違うものを選びましたが、キチンとしているように見え、汚れても構わないと思えるようなものを探すことができたので良かったです。

その日、私の試着に付き合ってくれた店員の方は50代だったのですが、「帯を変えれば、私もこの着物は着れるわね。」と言ってらして、違った年代の人が同じものを着れるというのはすごいことだなと思いました。

神奈川県在住 20代女性 Sさん