お稽古着セットを普段着にしてみました♪
着物のリメイクコーデ。
こんにちは、着付け師の『千葉』です。
親戚家族知人から譲り受ける着物達…
頂いた中身はあなたにとって派手すぎますか?地味すぎますか?
地味だから、まだ着ない?
派手だから、もう着れない?
いいえ!
アレンジ次第で全く雰囲気が変わります!
要は自分好みの雰囲気に、コーディネートを持っていけば良いのです。
「お稽古着セットを普段着にしてみました♪」
今回はお稽古セットのリメークコーデです。
日舞やお茶、お花…和装での習い事って色々ありますよね。
こういった習い事をしていると「昔、習い事をしていたから着ていたけど、今はもう要らないから」という理由で、着物類を譲り受けることがよくあります。
このお稽古着は10年ほど前に妹が使っていたのですが、今やお稽古事からは離れ実家で放置状態に。
なので私が普段着に使おうと譲り受けました。
ただ困った問題があって、「浴衣」なのか「単衣」なのかが分かりません。
とはいえ、私は普段から浴衣と分かっていても「単衣の着物」として襦袢を着て出かけることがあるので、今回も「綿の単衣の着物」というテイで、コーディネートをしてみました。
単衣の時期は6月・9月とされているので、気温に応じ、無理なく着られたら良いかと思います。
ここからは、コーディネートのお話を。
襦袢ありで着用するので、半襟も着物に合わせた可愛いものを!
この半襟は着物の端切れを繋ぎ合わせて作りました。
端切れは和裁をしていた祖母が残してくれた着物の残り。
作るといっても半襟サイズに足りないので、縫い合わせて長さを調整しています。
あえて繋ぎ目が分かるように、写真を撮ってみましたがいかがですか?
今回は同じ端切れを繋ぎ合わせていますが、端切れが複数あれば、左右の襟を全くの色柄違いにも出来て、アレンジが面白いですよ。
帯もお稽古着とセットで使っていた物で、正絹の半幅帯です。
運良く着物にも赤・黄色が入っているので色合いも良い感じに仕上がっています。
シンプルなのでただのリボン結びだと、「ありきたりかなー?」と思いまして、ゴージャスに大輪の花を咲かせてみました!
この帯の様に、柄も何もない場合でも、結び方のアレンジでどうにでも華やかになりますよ!
前に巻いている部分も、途中から折って、裏の色を出しています。
このままでも、良いですが、今回は、着物の緑色を帯締めに持ってきました。
帯締めといっても、ただの紐なのですが(笑)
こちらも頂き物で、友人から着物・端切れ・帯などをごっそりと頂いた中に入っていたものです。
帯締めにしては短すぎるので、飾り紐として、アレンジした帯結びに結びつけても良いし、今回の様に胴回りに結んでみても良いし、紐というのは色々なアレンジにはもってこいの逸材です。
このように、ずっと違う目的で着用されてきた和装一式ですが、普段着として着るならば、まだまだ出番はいくらでもありますね。
さて、いかがででしたか?
似たような着物がありましたら、ぜひこんなコーデも試してみてくださいね♪
着付け師の千葉でした。
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KIMONO CLUB BLA'N'RED
着付師 千葉真実(ちば まみ)
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