大判ストールをプラスしてアレンジ!
着物のリメイクコーデ。
親戚家族知人から譲り受ける着物達…
頂いた中身はあなたにとって派手すぎますか?地味すぎますか?
地味だから、まだ着ない?
派手だから、もう着れない?
いいえ!
アレンジ次第で全く雰囲気が変わります!
要は自分好みの雰囲気に、コーディネートを持っていけば良いのです。
「大判ストールをプラスしてアレンジ!」
今回は、古い着物に1つ現代のアイテムを加えるだけで、カジュアルになる方法をお話したいと思います。
コーディネートに使用した、頂きものの古いアイテムは、「着物」と「半幅帯」になります。
着物は知人のお祖母様からの頂きもの。
知人のお母様は着物をお召しにならず、知人も「自分好みの色や柄ではないから着ない。」ということで、私のところにやって来ました。
この着物、柄の拡大写真を見ていただくと分かりやすいのですが、季節感のない柄が繰り返し描かれています。
着物だけれどオリエンタルな感じですね!
このような季節感の無い柄は、全体的な色合いやトータルコーディネートで「春・秋・冬」に合わせていけばオッケーなので、ありがたく頂戴しました。
さて、コーディネートするにあたり…
直感で感じた「オリエンタルな」イメージのまま帯をセレクト!
まずは名古屋帯。
この名古屋帯はリサイクルショップで購入したものですが、これも着物同様、季節感を感じさせない柄ですよね!
なんと750円でした!!安っ!!
色合いも赤茶系の着物にマッチしてます。
そして、このままお出かけでももちろんオッケーですが、始めに書いた通り「大判ストール」をプラスさせていきましょう!
プラスするといっても、ふわっと肩からかけるだけ!
どうでしょう?着物と同じくアジアンテイストな柄のストールが加わる事で、ぐっとカジュアルになりました
色も帯と着物が同系色にまとまり過ぎていましたが、緑という差し色を加える事が出来ました。
ちょっと肌寒い時に、
見た目にも実際にも、このストールの有無で暖かさが増しますよ。
この大判ストール。
着物との柄の相性が良いので、もう1つのアレンジをやっちゃいます!
まず名古屋帯を半幅帯にチェンジ。
半幅帯は祖母のものです。
半幅帯を選ぶにあたって、「地味で、着物よりも目立たないように…」と考えました
何故かって?
じゃん!
帯にストールを巻くからです!!
ストールを前から巻いて後ろで結びました。
背中側の半幅帯は見えますが、前は完全に隠しちゃいます。
前を見て後ろを見られた方に
「あれ?これどうなってるの?」
とびっくりさせましょう(笑)
後ろの結びで、ストールの端も隠さず「羽」として使うと、ボリュームアップにもなります。
大判ストールは真ん中を綺麗に畳んで、前から後ろに持っていく事がポイントです。
厚みが出るので、前がモコモコし過ぎないように、先に巻いた半幅帯に添わせてフラットに重ねましょう。
前から見るとシンプル…だけど、後ろに回ると、あら?!ゴージャス!な帯結びの出来上がりです。
先ほどの羽織るだけのバージョンと比べて、暖かい日中なんか、こちらでも大丈夫ですね!
そして、夕方寒くなったら、帯周りからストールを剥ぎ取って肩からかけても良いでしょ?
こんなコーディネートをすると、この着物がおばあちゃんが何十年も前に着ていたものだった、なんて分からないですよね。
季節を問わない柄の小紋を頂いた時は、何にも気にせず、1つだけ現代のアイテムを加えてアレンジしてみましょう。
このように、ぐっとカジュアルになって着る時期が広がります。
いかがでしょう?
似たような着物がありましたら、ぜひこのコーデを試してみてくださいね♪
着付け師の千葉でした。
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KIMONO CLUB BLA'N'RED
着付師 千葉真実(ちば まみ)
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