キモノをロングドレス風にコーディネート
着物のリメイクコーデ。
こんにちは、着付け師の『千葉』です。
親戚家族知人から譲り受ける着物達…
頂いた中身はあなたにとって派手すぎますか?地味すぎますか?
地味だから、まだ着ない?
派手だから、もう着れない?
いいえ!
アレンジ次第で全く雰囲気が変わります!
要は自分好みの雰囲気に、コーディネートを持っていけば良いのです。
「キモノをロングドレス風にコーディネート」
今回は夜にちょっとBARへお出かけ…と言っても良さそうな、セクシーさを兼ね備えた思い切ったコーディネートです。
こちらの着物は大正生まれの祖母の物で、単衣(ひとえ)の着物です。
単衣を着物としてきちんと着ると、当然襦袢が必要です。
しかし暑い夏だと、夏用の薄手の襦袢を着るのもちょっとツライですよね?
そんなときにオススメなのが、このコーディネートです!
まずは完成形をご覧ください。
着物の下は、薄手のベアトップロングワンピースを着ています。
このコーデは浴衣で合わせても良かったのですが、浴衣生地よりもサラサラで柔らかく薄い単衣の着物をセレクトしてみました。
着丈を短く足のスネくらいにして、ワンピースの裾を出すのがポイント。
着付けは着物の丈を短くするだけで、そのほかの手順はいつも通りです。
イメージとしては、スネから上はタイトに、スネから下はフワッとスカートがヒラヒラするような感じですね。
さてさて、次は帯ですがこちらも祖母からの譲り物。
名古屋帯です。
単衣ではないのですが、芯もなくペラッペラの薄い帯です。
このままだと、色合いも柄もとても地味ですねー…
私はこの帯を締める時、カジュアルさを出す為に洋小物をアクセントで持ってきます。
今回はベルト二本使い!
帯結びを「銀座結び」にしたので、お太鼓の時に使う分厚い帯枕が不要です。
銀座結びに関しては、「銀座結び」で調べていただくと分かりますが、帯山がペタッと背中にくっつきます。
そこに帯揚げの代わりに幅の広いこのゴムベルトを使用!背中の安定感バツグンです!
帯締めの代わりには、細いチェーン付ベルトを使っています。
このベルトは本来ハイウエストで使うので、帯周りに巻くと長さが少し足りません。
そこで百均のチェーンと鈴を足し、キラキラをプラスしてみました♪
でも実際に着た写真では、細ベルトではなく黒リボンを使用したんですけどね^^;
もう、この辺は色々アリですね!
思い切ったコーディネートにするほうが楽しめます^^
最後に足元はピンヒールでセクシーに行きましょう♪
着物の状態や外出先、気候などで気を遣わないといけないコーディネートになりますが、思い切ってここまでやってみるのも楽しいですよ!
最後に注意点を。
古い着物は布の状態が弱っているので汗がにじみ出るような暑さの時には、このコーディネートはオススメできません。
汗で色落ちするかもしれませんし…。
私が着用した時は、メインは夜で、クーラーもついている状態でしたのでこんな大胆なコーディネートにしてみました。
スネを出す着付けなので、着丈が短い着物や浴衣を着る際にオススメの夏のコーデといえるでしょう。
さて、いかがででしたか?
似たような着物がありましたら、ぜひこんなコーデも試してみてくださいね♪
着付け師の千葉でした。
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KIMONO CLUB BLA'N'RED
着付師 千葉真実(ちば まみ)
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