桐のタンスがいい理由は?
着物の収納には桐の箪笥がよいと言われていますが、その理由は、桐の箪笥は湿気をよせつけにくい特徴を持っているからです。 湿気は着物にとって大敵です。湿気があると着物にカビが生え、高価な着物をダメにしてしまいます。
また、湿気はカビ以外にも、コートのボタンなどにサビを発生させ、着物の生地にもサビをつけてしまいます。
桐の箪笥がない場合は、洋服だんすでも保管することができます。ただ、それには少し注意が必要です。洋服タンスには、湿気がこもりやすいので、晴れた日には扉を少し開けておくとよいでしょう。
そして年に2回ほど、乾燥して天気のよい日を選び、洋服だんすから出して虫干しをします。
虫干しをすることにより、着物の湿気をとばし、乾燥した空気を吸ってもらうのです。虫干しする時は着物ハンガーに吊るし、直射日光を当てないようにして、夕方までにはしまうようにします。
大切な着物は正しく保管して、いつまでも着続けたいものです。
神奈川県在住 20代女性 Uさん