着物を日常使いの小物にリメイク
母親や大切な方から着物を譲り受けた時、困ってしまうことがありませんか。
「着物を着る機会がない」
「好みやサイズが違いすぎる」
でも、
譲り受けたものをすべて売ってしまうのも気が引ける。
柄は気に入っているので手放すのが惜しい。
そんな時は小物にリメイクをオススメします。
着物の利点の一つにリメイクが簡単ということがあります。
昔から、着物としての役目が終わったものは羽織や座布団、袋物など様々なリメイクで活用されてきました。
そもそも着物は反物を直線で裁断して縫い合わせます。洋裁と違い立体裁断ではないので、糸を解いてつなぐとまた反物に戻ります。だから生地のリメイクがし易いんです。
自分で着物を「お直し」してリサイズするのはハードルが高いと思いますが、部分だけ使ったり帯を使用してバッグやシンプルなワンピースを作るのは案外簡単なんですよ。
こちらはお知り合いの方が作られているバッグです。
上部に紐を渡して搾れるようになっています。しっかりした生地なので絞った時に出来るギャザーも味わいがあります。
こちらは柄を活かしたデザイン。角や持ち手にレザーを使ってハードな仕上がりになっています。
刺繍や草木染めなど、その生地のデザイン性や風合いを考えてどんなバッグにリメイクするか考えるのも楽しいですね。
ワンピースも裏地なしの一重でつくれます。ネットで検索すれば作り方もいっぱいヒットしますし、動画もありましたよ。
こちらはまた違う方の作品です。
東袋のアレンジです。肩からかけられるようになっているのでちょっと重たいものでも入れられます。
基本の東袋自体は直線で2箇所縫うだけなので、初心者でも簡単にできますよ。小さく折りたたんで持ち運びできるので、エコバッグにもいいですね。小さく作ってお弁当バッグにも使えます。
ピンクの小袋はスマートフォンがちょうど入るサイズ。夜、ちょっとコンビニへ・・・という時に重宝します。こちらはジッパーや内ポケットがついた凝ったデザインになっています。
いかがですか?
着物を譲ってもらっても、タンスの肥やしでは勿体ありません。
また、保存状態もしっかりしておかないとせっかくの良い着物が台無しになってしまうことも。
高く売れる着物は着物の買取店で買ってもらうのもいいですが、もし気に入った生地があったのなら思い切ってリメイクするのもいいと思いませんか?
そうやって大切に使っていくことで、きっと想いも繋がっていきますよ。
ちなみに、もし着物を売りたいと思ったら、近所の着物買取店は絶対にNG!
オススメはインターネットの着物買取店ですよ。
私も近所のお店に売ってだいぶ買い叩かれてしまいました(><)
詳しい説明は、「着物の買い取り情報集めました!」のページで紹介しています。